原料価格高騰…日産がEV「リーフ」値上げ
日産自動車は原材料費や物流費の高騰を受け、電気自動車(EV)「リーフ=写真」の国内価格を引き上げる。値上げの幅など詳細は今後明らかにする。現在の価格で販売している製品の受注は23日から停止する。ウクライナ情勢や為替の円安傾向などを受け、鋼材や希少金属といった原材料などが値上がりしており、車両価格に反映する。
受注再開の時期は改めて告知する。価格改定では一部仕様の変更など小幅な改良の可能性も含め検討する。
現行のリーフの消費税込みの価格は電池容量が40キロワット時のグレードが370万9200円から。一部改良に伴い車載電池の生産効率化などで、6月に価格を従来比11万6600円以上引き下げたばかりだった。鉄鋼、アルミニウム、樹脂などの原材料費や物流費などが高騰しており、値上げに踏み切る。
日刊工業新聞2022年9月5日