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AC Biodeがベンチャーキャピタルから資金調達

AC Biodeがベンチャーキャピタルから資金調達

資金は人員増強、設備導入などに活用する(けいはんなプラザラボ)

AC Biode(エーシーバイオード、京都市左京区、久保直嗣社長)は、第三者割当増資によりベンチャーキャピタル(VC)のジェネシア・ベンチャーズ(東京都港区)から数億円の資金を調達した。交流電池・回路や廃プラスチックをモノマーにする解重合のための触媒、灰の有効活用技術の3事業の実験や開発を加速する。

エーシーバイオードは材料科学と電気化学の融合により二酸化炭素フリーのエネルギーやゴミの再生に取り組む。今回調達した資金は今後2―3年の実験、けいはんなプラザラボ(京都府精華町)の有機・無機化学の人員増強、設備導入などに活用する。

電池・回路では実証実験を進め、従来のリチウムイオン電池と同じ材料でも昇圧による容量向上を図る。触媒は従来と比べ低温、低圧の解重合や中性での反応を目指す。

リサイクル技術提供などをする志恩(東京都港区)と連携した灰の吸着剤や抗菌剤での有効活用は、既に進めている国内外での基礎調査や試作などを加速するのに加え、リサイクル工場設置や販路開拓、温暖化ガス吸脱着剤などの新規用途を開発する。

日刊工業新聞2022年8月26日

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