スズキがインドで全面改良、新型「アルト」の性能
スズキは、インドで小型ハッチバック車「アルト=写真」を全面改良し発売した。同国でのハッチバック車のラインアップを強化し、エントリーカーやセカンドカー需要を取り込む。
軽量・高剛性を両立したプラットフォーム(車台)に、排気量1000ccのガソリンエンジンを搭載し、低燃費と高い走行性能を実現した。トランスミッションは5速手動変速機(MT)に加え、クラッチ操作不要のオートギアシフト(AGS)を追加した。
内外装はシンプルで愛着のわくデザインとし、荷室の容量は32リットル増の214リットルを確保し実用性を高めた。
スズキは、インドで1983年に軽自動車「アルト」をベースにした「マルチ800」を生産開始した。2022年7月末までの同国におけるアルトシリーズの累計販売台数は700万台に上る。
日刊工業新聞2022年8月26日