南海電鉄がシェアサイクルに参入する狙い
南海電気鉄道はシェアサイクル事業に参入する。シェアモビリティーサービス「NK PEDAL」として8月1日に和歌山県の加太駅(和歌山市)と高野山駅(高野町)に貸し出しステーションを設置して始める。観光地での2次交通整備により観光客の利便性向上や移動範囲の拡大につなげる。
スポーツ車タイプはパナソニックサイクルテック(大阪府柏原市)の「XU1」をシェアサイクル事業として全国で初導入する。軽快車タイプはヤマハ発動機の「PAS」を配置する。加太駅にXU1を4台とPAS16台、高野山駅はXU1のみ6台を配置する。
OpenStreet(東京都港区)のプラットフォーム(基盤)「ハロー・サイクリング」を活用し、アプリケーション(応用ソフト)で利用や返却の予約、料金支払いを行う。料金は車種や時間で異なるが、12時間だと1800―2000円(消費税込み)。
日刊工業新聞2022年7月29日