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視覚補正の眼の動き、異なる脳神経ネットワークが作用する

九大が解明

九州大学の光藤宏行准教授らは、両眼の映像をずらして提示し、縦ずれと横ずれでは異なる脳神経ネットワークが視覚補正に使われていることを突き止めた。眼球の動き出す前は縦ずれと横ずれで共通性があるが、実際に眼球が動くタイミングでは脳活動が異なっていた。斜視矯正法の開発などにつながる。

右眼と左眼にわずかにずれた映像を見せ、補正する過程の脳活動を脳磁計で計測した。29人で実験すると、映像提示の0・1秒後の眼球が動き始める前で、脳が眼を動かす指令を作るタイミングでは縦ずれと横ずれで共通性があった。映像提示の0・25秒後の眼球が動くタイミングでは異なる脳神経ネットワークが使われていると示唆された。斜視矯正などへの基礎的な知見になる。

日刊工業新聞2022年7月21日

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