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マイナス続く白物家電出荷、中国・上海ロックダウン影響

日本電機工業会(JEMA)が21日発表した6月の白物家電の国内出荷額は、前年同月比9・2%減の2693億円と3カ月連続の減少となった。前年同月を下回った理由としてJEMAは、「新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中国・上海でロックダウン(都市封鎖)をしたことにより、生産や供給への影響が残ったため」とみている。

国内出荷数量は、エアコンが同17・5%減の136万2000台で3カ月連続の減少。在宅勤務の拡大や巣ごもり需要により好調だった昨年の反動も要因とみられる。ほかに冷蔵庫は4・1%減の37万2000台で2カ月連続の減少となった。洗濯機は23・2%減の30万8000台で13カ月連続で減少した。

他方、電磁誘導加熱(IH)クッキングヒーターは同16・7%増の6万5000台と3カ月連続で増加。2口以上のビルトイン型は、住宅着工戸数の回復を受けて6カ月連続で増加した。

日刊工業新聞2022年7月22日

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