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トヨタが試作、「水素持ち運び容器」の使い道

トヨタが試作、「水素持ち運び容器」の使い道

試作品はカートリッジ型で容易に交換できる

トヨタ自動車は、子会社で次世代技術を開発するウーブン・プラネット・ホールディングス(HD、東京都中央区)と共同で、水素を持ち運べる携帯型水素カートリッジの試作品を開発した。2024年の一部開業を予定する次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」(静岡県裾野市)で実証し、実用化につなげる。

大きさは直径約180ミリメートル、全長約400ミリメートルで、重さは約5キログラムにすることを目指す。カートリッジ型で容易に交換できるほか、交通や電力網が脆弱(ぜいじゃく)な地域でのエネルギー源としての活用を想定。家庭用の発電機やモビリティーなどへの利用が見込めそうだ。用途に合わせた複数の種類を用意する考えだ。

ウーブン・シティなどでの実証を踏まえ、小型・高圧な水素タンクとすることを前提に設計、開発を進める。一般的な燃料電池システムで発電する場合、水素カートリッジ1本当たり約3・3キロワット時の電力量を目指す。

日刊工業新聞2022年6月6日

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