宇宙へ熱を逃がす!?、エネルギーを使わずに冷却するスゴい素材

  • 3
  • 29
トラックを利用した実証実験(大阪ガス提供)

スペースクール(東京都港区、宝珠山卓志社長)は、エネルギーを使わずに冷却できる素材「スペースクール」を発売した。粘着剤付きの光学フィルムで、精密機器を内蔵する分電盤やトラックなどの外側に貼り付け内部の温度上昇を抑える。サイズは幅1・25×長さ25メートルで厚さ0・11ミリメートル。ロール状で提供する。色は銀と白の2種類。価格は非公表。熱対策用途として使われる日射反射塗料と同等の価格を見込む。

同素材は太陽光と大気からの熱を遮断し熱の吸収を抑える効果に加え、電磁波として宇宙に熱を逃がす「熱放射」の原理を利用し、エネルギーを使わずに施工した対象物の温度を下げる。

同素材を開発した大阪ガスは夏場に2トントラックを利用した実証実験を実施。荷台の外装に同素材を施工し、トラックが直射日光を受けた際の外装や荷台の温度を計測した。何も施工していないトラックと比べ、天井の温度は40度C下がって約30度Cに、内部の気温は10度下がって33度C付近になることを確認した。

日刊工業新聞 2022年6月2日

関連する記事はこちら

特集

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用しています。オプトアウトを含むクッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる