徳島から「B1リーグ」目指せ!プロバスケチーム「徳島ガンバロウズ」発足

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(左から)がんばろう徳島顧問の植田滋氏、代表取締役の藤田恭嗣氏、社長の山花英司氏

「2028年にはB1リーグへ」。徳島県初のプロバスケットボールチーム「徳島ガンバロウズ」のリーグ参入プロジェクトが動き出した。審査申請が受理されれば23年シーズンから下部のBリーグ3部(B3)への参加が認められる。チーム設立の背景にあるのは地域経済の活性化。14日に徳島市内のホテルで開催された設立総会では、運営会社である「がんばろう徳島(徳島県那賀町)」に参画する県内に本社や事業所を置く23社が集まった。

徳島県内には現在、サッカーと野球のプロスポーツ2チームが活動している。両チームとも活動から15年以上が経過し、地域住民にとっては一定以上の定着があるといえる。プロスポーツチームの収益は大きく三つ。観客動員とグッズ販売、スポンサー収入だ。そのためにも、ガンバロウズにとってチームの認知度向上が最初の課題だ。

プロスポーツにおいてホーム競技場は不可欠だが、ガンバロウズは最初は持たないことで初期費用を抑えた。昇格条件もあり、競技場は28年をめどに専用アリーナという形で建設を予定している。ゲームは当然、それ以外ではイベントやコンサートなどを開催することで地域経済活動の一つにつなげていくという。

徳島県出身でがんばろう徳島の代表取締役に就いた藤田恭嗣(やすし)メディアドゥ社長は「地域活性化にはエンターテインメントが必要。そのためにもアリーナは不可欠」と展望を語った。県内には同様の施設が少ないこともあり、生まれた構想ではあるが、建設後も箱物で終わらぬよう多角的な運営が求められる。

出資会社の中にはこれまでプロスポーツに出資していなかった企業も参加するなど、既存の地元チームと一線を画す存在となれるかも重要だ。がんばろう徳島社長で日本社会人バスケットボール連盟理事の山花英司松田正電機社長(徳島市)は「夢の扉が開いた。我々の存在が今後を左右する」と語った。同じく顧問を務め、徳島県バスケットボール協会会長の植田滋四国化工機社長(同県北島町)は、「限られた資源を生かせるかが大事。自身も経営者としてその思いで、大手企業と競ってきた」と激励した。

ガンバロウズにとって、まず問われるのはチームの躍進。チームの活躍が地域住民の関心を高め、それを地域経済の活性化につなげられるかがカギを握る。ゴールポストへ向けて、放たれたボールの先に注目していきたい。(高松支局長・田中大軌)

日刊工業新聞2022年5月23日

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