脱炭素を後押しする藻類の大規模培養技術がすごい!

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CO2を効率的に吸収する藻類培養装置の試作システム(クアント/フエスト提供)

独トルンプ子会社のクアント(Q.ANT)と独フエストは、藻類の大規模培養事業に向けて戦略提携を結んだ。量子センサーと自動化という両社の得意技術を持ち寄り、二酸化炭素(CO2)を効率的に藻類に吸収させるバイオリアクターを実用化する。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)や循環経済の後押しを狙う。

藻類は地上の植物に比べ約10倍も効率的にCO2を取り込む性質を持つという。その能力はさらに拡張可能とみられ、より効率的な培養技術を両社で開発する。

まず、クアントの量子センサーでは、藻類の個々の細胞ごとの成長を光を使って高精度に分析。微量の液体を正確に扱うフエストのマイクロ流体関連や制御技術により、センサー部への藻類の自動運搬や、CO2吸収を促進するリアクターの制御手法も工夫する。

さらにこうした過程で産生された物質は、医薬品や包装、化粧品の原材料に再利用可能という。両社による試作システムは、30日から独ハノーバーで開催される産業技術見本市「ハノーバーメッセ」に出展される。

日刊工業新聞 2022年5月26日

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