UBEが2030年度をめどにアンモニア生産を停止する背景

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UBEは、国内で2024年度をめどにナイロン原料のカプロラクタム(CPL)生産を大幅に縮小し、30年度をめどにアンモニア生産を停止する方針を発表した。エネルギー消費量が大きく、中長期での収益力改善が見通しづらいため。今後は高機能化学品や部材、医薬品などのスペシャリティ事業へのシフトを強力に推進する。

CPLは主要2系列を停止する可能性もあり、その場合の国内生産能力は年9万トンから同1万5000トンとなる。まず川下のナイロン生産を国内からタイへ移管し、収益バランスを見ながらCPLを縮小する。また、クリーンアンモニアの調達を検討し、高まるアンモニアの内需に応える。

スペシャリティ事業は成長投資に30年度までに約1500億円をあて、拡大を急ぐ。ポリイミド製品の増産やファインケミカル工場の欧米での新設などを行う。30年度に営業利益を700億円以上(21年度440億円)へ引き上げ、売上高営業利益率10%以上を目指す。(総合3参照)

日刊工業新聞2022年5月20日

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