地域の食材と酒かすコラボ よい仕事おこしネットが発表会
城南信用金庫(東京都品川区、川本恭治理事長)が事務局を務める全国信用金庫の連携組織「よい仕事おこしネットワーク」は、食品関連の地域企業などを応援しようと新商品の発表会を開いた。8団体が約10品を披露。いずれも同ネットワークを象徴する日本酒「絆舞」の醸造工程から出た酒かすを使った。会場に招かれた食品スーパーのバイヤーらが熱心に品定めした。
ハコショウ食品工業(岩手県花巻市)や山本食品(静岡県三島市)が、それぞれ県産ダイコンやワサビの酒かす漬けを紹介した。特別参加した明治大学経営学部4年の南光華さんは、新宿調理師専門学校の原さやか教員と野菜の漬物(写真)を披露した。南さんは「酒かすで鎌倉野菜特有の鮮やかさが生きた」と満足そうに話した。
絆舞は全都道府県の米を使った日本酒で、同ネットワークが被災地の復興を願って企画した。
日刊工業新聞2022年5月16日