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JERAと九州電、中国電が燃料水素やアンモニアの導入に向けて力を合わせる!

JERAと九州電力、中国電力の3社は20日、燃料水素・アンモニアの導入に向け協業すると発表した。国内で調達費を削減するための共同調達、輸送・貯蔵手段の確立、政策支援やルール形成への働きかけ、他の電力会社への参画の呼びかけなどを行う。

火力発電所を低炭素化するため、電力各社は水素やアンモニアの混焼を進めている。水素やアンモニアは燃焼時に二酸化炭素(CO2)を出さないため、脱炭素化への移行期には、再生可能エネルギーの調整電源として不可欠な火力発電での利用が期待される。

製造時にCO2を出さない再生可能エネルギー電力を使って製造したグリーン水素で専焼発電すれば、限りなく脱炭素に近い火力発電も可能だ。ただ水素やアンモニアを商用レベルにするには製造コストや輸送など多くの課題があり、協力して課題解決に挑む。

日刊工業新聞 2022年4月21日

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