非正規雇用で働く女性の意識調査が浮き彫りにした課題
連合が公表した非正規雇用で働く女性の意識調査によると、今後の働き方について「正社員転換して、現在の勤め先で働き続けたい」が10・7%、「別の勤め先に転職して、正社員の仕事に就きたい」が15・1%となり、正規雇用を志向する人が合計25・8%となった。一方で、非正規雇用で働きたいと思っている人が合計で33・3%で少なくない。
女性活躍については、「女性だけに働くことと家事・育児の両立を求める風潮に疑問を感じる」が49・9%で最も多く、次いで「非正規雇用の女性の働き方にも目を向けてほしい」が32・7%となり、固定的な性別役割意識の払拭(ふっしょく)が課題として浮き彫りになった。
仕事を選ぶ上でのこだわりについては、「自分のやり方や自分のペースで仕事がしたい」では、「あてはまる」「非常にあてはまる」「よくあてはまる」が合計77・7%で、自分のやり方やペースを大事にしながら働きたい人が多いことが分かった。
日刊工業新聞 2022年4月8日