ニュースイッチ

多様なセンサー搭載、 “クマ顔” カメラの「見守り力」

NSKが発売
多様なセンサー搭載、 “クマ顔” カメラの「見守り力」

異常があると利用者家族や施設職員のスマートフォンに通知する

NSK(名古屋市東区、宮川善貴社長)は、高齢者や赤ちゃんの見守り用にWi―Fi(ワイファイ)スマートカメラ「ぴよかめ=写真」を発売した。動体を検知するモーションセンサー、音声検知センサー、温湿度センサーを備え、高齢者がベッドに寝ている様子などを外出先や別室からスマートフォンで確認できる。消費税抜きの価格は2万9800円。

愛らしいクマの形で利用者に安心感を与えるほか、表情が6通りで変化する。外形寸法は81ミリ×81ミリ×123ミリメートル。水平137度、垂直79度の広角を撮影できるカメラを持ち、モーションセンサーと連動で高齢者がベッドから落ちたりすると目の部分が動き、録画を始める。利用者は専用アプリケーション(応用ソフト)や別売商品を併用して高齢の親や施設入居者の異変をアラームで知り、対応や録画ができる。赤外線機能により、暗闇内の撮影も可能。

温湿度センサーは設定値を超えるとスマホなどに通知するため、夏場の熱中症対策や冬場のヒートショック対策に利用できる。音声検知センサーは赤ちゃんの泣き声や、室内の犬が何かを察知して吠える声などをキャッチできる。

日刊工業新聞2022年3月10日

編集部のおすすめ