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部品供給不足で前年割れのトラック販売、今後は?

トラック業界関係者がまとめた2021年の普通トラック(積載量4トン以上の大型と中型トラック)の販売台数は、前年比3・1%減の8万3735台となり、2年連続で前年実績を下回った。21年前半までは前年実績並みの水準で推移したが、後半以降に東南アジアでの新型コロナウイルス感染症再拡大で深刻化した部品供給不足が打撃となった。

 

いすゞ自動車は横ばい、同社以外の3社は前年実績割れだった。車種別では、大型が同4・0%減の5万3451台だった。中型は同1・6%減の3万284台だった。

 

21年の普通トラックのシェア首位は日野自動車で38・2%だった。車種別では大型が日野自で36・1%を占めた。一方、中型はいすゞで46・0%だった。

 

21年12月単月の普通トラックの販売台数は、前年同期比16・8%減の6612台。2カ月連続で前年実績を下回った。半導体などの部品供給不足は続いており、工場の稼働停止なども起こっている。 業界関係者は21年度(21年4月―22年3月)実績について「前年度越えを予測していたが、不透明になりつつある」と話す。

日刊工業新聞社2022年1月24日

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