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デンソーが農建機用発電機事業を中国企業に譲渡の狙い

デンソーは、農建機用発電機(オルタネーター)事業を中国の自動車部品メーカー、成都華川電装に譲渡する。譲渡完了時期は今後詰める。譲渡額は非公表。同製品はピーク時に年1000万台だった生産規模が、現在は10分の1の同100万台に縮小した。成熟事業を切り出し電動化や環境、安心といった成長領域への投資を加速する。

同事業の開発、生産、販売の一連の機能を譲渡する。一部の余剰設備以外、工場や生産設備といった資産の移管はないという。事業譲渡後に技術支援などを実施するが、人員の異動も行わない。自動車用オルタネーター事業はデンソーに残す。

成都華川はオルタネーターやスターターなどの車部品を手がける。デンソーは1996年に同社と技術援助契約を結び、技術指導や部品供給などを行ってきた。


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日刊工業新聞2022年1月20日

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