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水素ガスタービン部品の生産体制構築、松本製作所が28億円投資

松本製作所(兵庫県姫路市、松本和樹社長)は、水素を燃料とする発電用ガスタービン部品の生産体制を2024年までに構築する。カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)対応で水素の利用が広がる中、より高精度な加工ができるようにする。半導体関連や航空機関連の生産設備も増強する。一連の投資額は約28億円。

同社は火力発電用ガスタービン部品の製造を主力とするが、環境対応で新たな部品の加工体制を整える。今後3年内に5軸複合加工機や放電加工機、金属積層の3Dプリンターなど計38台の設備を導入する計画だ。

設備は本社工場(写真)、子会社の姫路メタリコン(兵庫県姫路市)の飾磨工場(同)と福崎工場(同福崎町)に導入する。それに伴い、本社事務所と工場を増築し、姫路メタリコンの福崎工場では敷地内に工場を新築する予定。

半導体の検査装置用部品や航空機部品の加工も拡充。今後も需要が広がると考え、投資した新設備も活用し、増産に対応する。設備投資によって社内の工程集約やリードタイム短縮を進めていく。同社として全体の生産量を増やし、2―3年後にはグループ売上高で50億円(21年7月期は約44億円)を目指す。

日刊工業新聞2021年12月29日

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