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トヨタ「レクサス」生産を一部停止、影響台数は?

トヨタ自動車は、部品不足の影響で8日から高級ブランド「レクサス」について一部生産調整に入った。田原工場(愛知県田原市)とトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)で、8日の夜間操業から最長11日まで生産ラインを停止する。不足している部品の詳細は明らかにしていないが、東南アジアからの新型コロナウイルス感染拡大に伴う部品供給不足や日本での物流状況の逼迫(ひっぱく)などが影響しているとみられる。

田原工場などで生産するレクサス「NX=写真」「RX」「CT」などの生産を停止する。影響台数は3500台程度とみられる。部品不足が解消できなければ、来週以降の工場稼働にも影響が出る可能性がある。

トヨタは8月以降、新型コロナ感染拡大に伴う部品供給不足によって、生産計画の見直しを重ねてきた。12月は7カ月ぶりに国内全14工場28ラインで通常稼働となり、これまでの減産を取り戻す予定だった。一時的な稼働調整はするものの、21年度の生産見通しである900万台については、引き続き維持する方針。

日刊工業新聞2021年12月9日

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