国内4輪車生産を2割減らすスズキ、社長が語った今後の生産維持策

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スズキは今月に完成車工場の操業停止やエンジン工場の休日出勤取りやめを検討している(相良工場=静岡県牧之原市)

スズキは12月の4輪車の国内生産計画を当初計画比約2割減とすることが分かった。期初計画の9万台程度を7万2000台程度に修正し、部品メーカーなどに通達した。11月は同1割強の減少幅だったが、9―10月と同程度になる。世界的な半導体不足による部品調達状況が厳しくなったとみられる。完成車工場やエンジン工場で平日の操業停止や休日出勤取りやめなどを検討している。

12月の減産は軽自動車「スペーシア」などを生産する湖西工場(静岡県湖西市)と小型車「スイフト」などを生産する相良工場(静岡県牧之原市)が中心。軽商用車「エブリイ」などを生産する磐田工場(静岡県磐田市)は大幅減産がないもよう。

これまで湖西工場で生産する軽自動車の売れ筋車種の生産は維持してきたが、半導体不足の影響が広がっているとみられる。

工場の操業は、湖西工場のうちスペーシアなどを生産する第一工場で13日を休止する予定。相良工場で20日の停止を検討しているほか、相良工場のうちのエンジン工場と磐田工場で18日と25日の休日出勤取りやめを検討している。

2022年1月は期初計画とほぼ同じ約7万5000台程度で通達しているが、部品調達の状況次第では修正する可能性がある。21年度の4輪車世界生産での半導体不足の影響が従来の35万台から64万1000台に拡大するとしており、厳しさが増している。

「インドと日本を優先して1台でも多く生産できる組み合わせを考える」(鈴木俊宏社長)としている。

日刊工業新聞2021年12月1日

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