商用車メーカーのEVトラック投入計画相次ぐ、いすゞは2030年めど
いすゞ自動車は、2030年をめどに北米市場に電気自動車(EV)トラックの投入を検討している。米カリフォルニア州などを念頭に、環境規制が厳しい州から順次投入する。同社は30年代に主要モデルで電動車の量産販売を拡大し、40年までにカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)に対応したフルラインアップにする考えを示している。
8日開いた決算会見で明らかにした。南真介取締役は「(北米では)30年頃までにディーゼルエンジンは非常に厳しくなる」とし、「それまでに順次EVに切り替える」と話した。
国内商用車メーカーでは日野自動車も北米でのEVトラックの投入時期に関して、従来計画より2年前倒し、22年に導入する予定だ。
日刊工業新聞2021年11月9日