ニュースイッチ

【キーワード・30秒解説】炭化ケイ素(シリコンカーバイド、SiC)

次世代を担う、高性能半導体材料

炭素(C)とケイ素(Si)を結合した化合物で、ファインセラミックスなどの材料として利用される。高い熱伝導率を有しつつ、1000度Cを超える高温下でも強度を保てる。安定性が高く、酸やアルカリに侵されにくい。導体と絶縁体の中間の電気伝導率で、近年は半導体材料としても注目される。SiC半導体は250度C以上の高温で動作し、シリコンよりエネルギー損失が小さい。次世代通信やEVなど幅広い分野での需要が期待される。

《炭化ケイ素(シリコンカーバイド、SiC)の今がわかるニュース》
 超低熱抵抗のSiCパワー半導体がスゴイ。阪大などが独自の銀焼結接合技術で開発
 SiC製のパワー半導体の普及へ官民連携!革新的なウエハー製造技術の早期確立へ
 デンソーが次世代事業の柱に据える「空飛ぶクルマ用部品」の中身。

【「炭化ケイ素」の記事をもっと読みたい】

ニュースイッチオリジナル

編集部のおすすめ