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2022年春闘へ、連合の賃上げ要求額は? 

連合は2022年春闘の基本方針として、定期昇給(定昇)分の2%と基本給を底上げするベースアップ(ベア)分の2%程度を合わせた、賃上げの統一要求を4%程度とする方針を固めた。ベアを求めるのは9年連続で、4%程度の賃上げ要求は7年連続となる。中央執行委員会で、基本構想として確認した上で、12月2日の中央委員会で正式に決める。

基本構想案では、新型コロナウイルス感染症の拡大による影響や経済の先行きに不透明感はあるものの、国内経済は回復基調にあるとしている。格差の拡大や中間層の収縮といった中長期的に対応すべき課題があるとした。

このため、来年の春闘では、年齢や勤務年数に応じた定昇分(2%)を確保した上で、ベアに相当する分として2%程度の賃上げを要求することにした。

日刊工業新聞2021年10月21日

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