ニュースイッチ

【キーワード・30秒解説】光触媒

光で化学反応を促進、水素生成での利用も

光を吸収すると化学反応が促進される「触媒作用」を示す物質の総称。東京理科大学栄誉教授の藤嶋昭氏らは、酸化チタンに紫外線を当てると、有機物の酸化分解や水になじみやすい「超親水性」という作用を発揮することを明らかにした。これらの作用は、モノの表面の汚れを浮かせて分解するセルフクリーニング効果を生み出し、あらゆる産業分野で応用された。近年は素材や工業製品に加え、水素生成など環境分野での利活用が期待される。

《光触媒の今がわかるニュース》
 人工光合成、炭素循環、循環経済...化学で夢を描く3人の研究者たち
 コロナを99%不活化する!、光触媒式抗ウイルス・抗菌塗料の実力
 光触媒で新たな商機を掴む。異業種の中小企業が細菌・ウイルス対策に挑む

【「光触媒」の記事をもっと読みたい】

明晃化成工業がマスク用に開発した光触媒スプレー
ニュースイッチオリジナル

編集部のおすすめ