【キーワード・30秒解説】光触媒
光で化学反応を促進、水素生成での利用も
光を吸収すると化学反応が促進される「触媒作用」を示す物質の総称。東京理科大学栄誉教授の藤嶋昭氏らは、酸化チタンに紫外線を当てると、有機物の酸化分解や水になじみやすい「超親水性」という作用を発揮することを明らかにした。これらの作用は、モノの表面の汚れを浮かせて分解するセルフクリーニング効果を生み出し、あらゆる産業分野で応用された。近年は素材や工業製品に加え、水素生成など環境分野での利活用が期待される。
《光触媒の今がわかるニュース》
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