イスに座るだけで感情を可視化。三井化学などが開発したアプリの仕組み
三井化学はリトルソフトウェア(東京都港区)と連携し、いすに座るだけで心拍数や呼吸などから感情を可視化できるシステム「ピエゾラ エモーション アプリ」を開発した。ヘルスケアや化粧品、自動車など多様な業界向けに、アンケートでは分からない利用者の心理状態を読み解くツールとして提案する。
東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催する展示会「センサエキスポジャパン」に出展する。
同技術は、三井化学の極細糸状の接触・センシング基材「ピエゾラ」をいす用のバイタルセンサーに採用し、心拍数や呼吸数を取得。同データから、感情などを予測するリトルソフトウェアの人工知能を用いて、平常心やリラックス、イライラ、ポジティブなどの感情を可視化する。
日刊工業新聞2021年10月6日