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8月の新車販売、部品不足の影響下で順位保ったトップ3の車名

8月の新車販売、部品不足の影響下で順位保ったトップ3の車名

トヨタ「ルーミー」

日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した8月の車名別新車販売は、トヨタ自動車の小型車「ヤリス」が前年同月比55・8%増の1万8476台で2カ月連続首位だった。登録車としては14カ月連続の首位。登録車と軽を合わせたトップ3の順位は前月から変わらなかった。

2位はホンダの軽自動車「N―BOX」で、同8・9%減の1万3229台。軽としては21カ月連続で首位を守ったほか、唯一販売台数が1万台を上回った。3位はトヨタの小型車「ルーミー」で、同84・2%増の1万347台だった。

4位には、トヨタが10年ぶりに全面改良して7月に発売した小型ハイブリッド車(HV)「アクア」が入った。登録車販売の月間トップ3に「アクア」が入るのは、2019年6月以来2年2カ月ぶりだ。

上位30車種のうち、前年同月の販売台数を上回ったのは10車種で、7月の12車種から減った。このうち、軽で前年同月を上回ったのはスズキの「ハスラー」のみ。世界的な半導体不足や新型コロナウイルス感染拡大による部品不足の影響が続いている。

日刊工業新聞2021年9月7日

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