ビールの味の目標値を入力するとレシピ提示。キリンが「醸造匠AI」開発

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醸造匠AIで商品開発を効率化

キリンホールディングス(HD)は三菱総合研究所と共同開発中のビール新商品開発支援システム「醸造匠AI」に、味の目標値を入力するとレシピの候補を提示する機能「レシピ探索機能」を追加し、試験運用を始めた。キリンは同システムの活用により、レシピ開発の効率化、高度化を進め、商品開発サイクルの短縮や熟練技術の伝承促進を目指す。

醸造匠AIは原材料の配合や工程などレシピ条件を設定すると、試作結果をAIが予測して提案する。2017年に開発し、商品開発業務の効率化を進めてきた。だが、レシピの着想に個人差があり、技術者の経験値などが求められることから、技術者によって現場での活用の度合いに差が生じていた。

新たな機能により、味の指標値を入力することで、レシピの候補を提案し、経験の浅い技術者も熟練技術者と同様にレシピ候補をもれなく洗い出すことができる。キリンでは同システムにデータを蓄積していくことで、さらなる商品化開発の効率化と新価値創造を目指す。

日刊工業新聞2021年8月25日

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