国内初のホテル向け自動走行ロボサービスが面白い。NESICが納入
NECネッツエスアイ(NESIC)は11日、ゼンリンの協力の下、鶴雅リゾート(北海道釧路市)に自律走行型配送ロボット「ユンジ・デリ=写真」活用サービスを納入したと発表した。同サービスを国内のホテル向けに提供するのは初めて。
ユンジ・デリは最大50キログラムの荷物を配送できる大容量な積載スペースを備えた自律走行型配送ロボット。
配送先の指定など簡単に操作できる。前後両方向への走行が可能なため、Uターンするスペースがない狭い通路(幅70センチメートル)でも往復が可能。
鶴雅リゾートは、こうした利便性を生かし、阿寒湖のほとりに建つ温泉旅館「あかん遊久の里鶴雅」(同)のメーンダイニング「天河」と、リゾートホテル「あかん湖鶴雅ウイングス」(同)のビュッフェ会場「HAPO」の2カ所に計3台を導入する。
食器やグラスなどを洗い場へ配送する手段として活用することで、ホールスタッフの負荷軽減と業務の効率化につなげる。
日刊工業新聞2021年8月12日