複数台のダンプが自動走行!?コマツが米社と共同実証

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状況に応じた複数台ダンプの自動走行を実現する

コマツは、車体制御システムなどを手がける米アグ・ジャンクション(アリゾナ州)と、建設現場で複数台のダンプトラックを自動走行するための共同実証実験を始めた。情報通信技術(ICT)などを活用。現場で稼働するダンプ周囲の作業工程の情報を組み合わせることで、状況に応じた複数台ダンプの自動走行を実現する。2022―23年に日本市場への導入を目指す。安全性向上や施工の効率化など、建設現場のデジタル変革(DX)加速につなげる。

アグが持つ障害物検知と回避が可能な汎用自動化キットと、コマツが開発する自動化ダンプを組み合わせる。さらに位置情報や施工計画に合わせた運行指示技術を活用することで、状況に応じた柔軟な車両制御で複数台ダンプの自動走行を達成する。最適な配車と走行ルート制御により、二酸化炭素(CO2)削減と燃費改善効果も見込む。

建設現場は工事の進展に伴い仕事内容が変わり、土砂の積み込み場やダンプの行き交う走路が頻繁に変更になる。加えて現場作業員の往来や、機材の搬出入、他の建設機械などを避けて走行する必要があるため、高度な車両制御、自動走行技術が求められている。

コマツは15年にICTを活用して建設現場の生産性を高める「スマートコンストラクション」の展開を開始。20年にDXを取り入れた「DXスマートコンストラクション」の導入を始めるなど、施工のデジタル化を推進している。

日刊工業新聞2021年7月19日

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