止まらぬコロナ倒産。累計1900件到達で目立つ個人事業主
東京商工リサーチ(TSR)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた企業倒産(弁護士一任・準備中を含む)が、2020年2月からの累計で1900件に到達した。7月は146件となり、月別最多タイの165件だった6月よりは減ったが、高水準が続く。
負債1000万円未満の99件を含め、3日時点で1900件になった。業種別は「飲食業」が345件で最多、「建設業」が183件で続く。「製造業合計」は234件。
TSRは負債1000万円未満の倒産が増えていると見る。飲食や美容室など個人事業主の倒産が目立つ。
今後の傾向については、「急増はしないが、このペースが続く」と見通す。
日刊工業新聞2021年8月4日