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歴史や地理をSDGs視点で学べる地図教材、近畿日本ツーリスト首都圏が発売した狙い

近畿日本ツーリスト首都圏(東京都新宿区、大原浩社長)は、歴史や地理を国連の持続可能な開発目標(SDGs)視点で学べる地図教材「SDGs探究マップ京都・奈良」を発売した。地図教材の企画・制作は内外地図(同千代田区)。近畿日本ツーリストが教育旅行で培ったノウハウを生かし、修学旅行での活用を目的に作成した。1セットの消費税込みの価格は1980円。

通常の観光スポットに加え、SDGsの要素を解説したコメントを掲載した。寺社や仏閣がSDGsの示す17の開発目標のうち、どの目標に該当し、地図上でどこにあるかを確認できる。事前学習で学んだスポットを実際に訪問することで、SDGsを身近に引き寄せる旅の体験が可能になるという。

事後学習では、探究マップとセットになっている「ワークブック」に修学旅行中で得た“気づき”などをまとめ、完成させる。

日刊工業新聞2021年6月25日

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