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電動3輪バイクのシェア実証、カーレーサー社長が描く展望

Future(フューチャー、東京都港区、井原慶子社長)は、愛知県春日井市で電動3輪バイク(写真)のシェアリングサービスの実証実験を始めた。8月31日まで実施する。期間中は無料で72時間利用できるようにする。料金体系やサービス内容を模索し事業化につなげる。通勤・通学や買い物、観光などの利用を想定し、地域経済活性化を狙う。他地域での展開も計画する。

JR勝川駅(春日井市)前の同社ショールームで貸し出し・返却する。ドコモ・バイクシェア(東京都港区)と連携し、カゴつきの電動3輪バイク「GOGO!カーゴ」をシェアリング用に改良した車両を20台用意した。約3時間の満充電で30キロメートル走行でき、最大時速は30キロメートル。専用アプリケーション(応用ソフト)で利用登録や予約が可能。利用には普通自動車免許が必要。

フューチャーは、カーレーサーで日産自動車の社外取締役を務める井原慶子氏が2020年に設立。「住みやすい街をつくりたい」(井原社長)として、「誰もが自由に移動できる」(同)電動の小型モビリティー開発を手がける。

日刊工業新聞2021年6月8日

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