ヤマハ発動機が実証を始めた「免許不要の1人乗り電動車両」の特徴
ヤマハ発動機は埼玉県和光市で1人乗りモビリティー「NeEMO(ニーモ)=写真」の実証実験を始めた。運転免許不要の小型電動車両の日常生活での新たな利活用の可能性の探求や協業パートナーの発掘が狙い。実験は10台を用いて6月22日まで行い、最大30人が参加する。
ニーモは1人乗り低速モビリティーのコンセプトモデル「YNF―01」をベースに実用性を高め、公道での走行も可能な電動車両。実証実験は初めて。段差なども乗り越えやすく快適に移動できるため、外出機会拡大や免許返納後の移動手段などでの利活用を目指す。
シェアリングサービス業者やニーモの新たな利活用を提案する事業者などを対象にパートナー企業を開拓する。実験後は結果を検証して、今後の製品化につなげる考え。
日刊工業新聞2021年4月26日