信越化学が300mmウエハー増産へ、新工場も視野

半導体の需要旺盛、顧客と中長期の販売量を交渉

  • 1
  • 7
フォトレジストを塗布しパターン形成したウエハー=信越化学工業提供

信越化学工業は、2023年以降に半導体用の直径300ミリメートルシリコンウエハーの生産能力拡大を検討していることを明らかにした。顧客各社と中長期の販売量について交渉しており、需要を精査した上で場所や生産量などを決定する。

同社が開催した決算説明電話会議で明らかにした。ウエハーの原料となる結晶シリコンのインゴットとシリコンウエハー、エピタキシャルウエハーの各段階への投資を検討している。新工場を建設するか既存建屋への設備増設とするかは未定。斉藤恭彦社長は「(販売の)増量を盛り込んだ長期契約の交渉は進んでいる」と説明した。

信越化学は半導体用シリコンウエハーの世界最大手。直径300ミリメートルウエハーの需要は20年4月以降回復し、需給はタイトとなっている。インゴットを含む生産能力拡大は、大型投資となりそうだ。

日刊工業新聞2021年4月30日

キーワード

関連する記事はこちら

特集