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ロボットアームを搭載した鉄道電気工事用車両、JR西日本が開発

JR西日本は、国内の鉄道業界で初となるロボットアームを搭載した鉄道電気工事用車両「ブラケットハンドリング車」を開発した(写真)。これまで人手作業で行っていた電線を支える部材「ブラケット」の取り換え作業を、ロボットアームが代替する。投資額は約3億円。2021年度内に1台を導入し、在来線の京阪神・岡山・広島エリアで運用される予定。

現在、同社の沿線エリアにブラケットは約7万基あり、年間で約2000基の取り換えを行う。ロボットアームで自動化することで、一度の作業人数を5人から3人に減らし、作業量も5基から6基に増える。作業人員や作業日数の削減で、22年度以降は年間で約1600万円のコスト削減を見込む。

日刊工業新聞2021年4月15日

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