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郵便封筒と同じ面積で年1トンのCO2処理!東芝の燃料・化学向け小型スタックがスゴい!

東芝は、二酸化炭素(CO2)を燃料・化学品原料向けの一酸化炭素に変換する小型CO2電解スタック(写真)を開発し、年間最大1トンの処理量を達成した。課題だった電解セルの積層(スタック化)による処理速度の低下を独自構造で抑え、装置の省スペース化につながる。常温環境下のスタックとして世界最高速だという。2020年代後半に再生可能エネルギーを用いたCO2資源化技術の実用化を目指す。

東芝が試作したCO2電解スタックはセルを四つ積層し、設置面積が郵便封筒(長3)とほぼ同じ幅23センチ×奥行き13センチ×高さ23センチメートル。

今回の開発技術を使えば、1日のCO2排出量が200トンの清掃工場の場合に2000平方メートル程度の設置面積で済むと試算する。

省スペース化のためにスタック化は不可欠だったが、電解時のエネルギー損失から発熱して処理量が落ちる課題があった。そこで、セル内部に冷却機構を設けるスタック構造を採用し、CO2変換反応の停滞を防いだ。


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日刊工業新聞2020年3月22日

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