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東大発スタートアップなど、クローラーダンプの遠隔操作システムを事業化

東大発スタートアップなど、クローラーダンプの遠隔操作システムを事業化

遠隔操作システムを搭載したクローラーダンプ(ARAV提供)

ARAV(東京都文京区、白久レイエス樹社長)は、日建(山梨県南アルプス市)と平賀建設(同韮崎市)と共同で、クローラーダンプ用の遠隔操作システムの実証実験に成功し、同システムを事業化した。遠隔操作システムはクローラーダンプのキャビン内の操作レバーを電動アクチュエーターで操作する手法を採用した。本体を大幅に改造することなくシステムを後付けできる。インターネット回線を使い、ほぼ遅延のないスムーズな操作を実現する。ネット接続が可能な環境であれば、どこからでも操作可能。

ARAVは建設現場のデジタル変革(DX)・自動化を目指す東京大学発のスタートアップ。日建は世界の地雷被害国で活躍する特殊な対人地雷除去機をはじめ独自の建機製造技術を有する。平賀建設は建設現場の自動化作業で多くの実績がある。

日刊工業新聞2021年3月12日

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