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ソフトバンク子会社の「三密おしらせ換気予報」とは?

新コスモス電機が発売
ソフトバンク子会社の「三密おしらせ換気予報」とは?

CO2濃度を測定するセンサー

新コスモス電機は特定空間の二酸化炭素(CO2)濃度とスマートフォン利用者数を測定し、換気状況や混雑具合を見える化できる機器「三密おしらせシステム 換気予報」を10日に発売した。ソフトバンク子会社のエンコアードジャパン(東京都港区)の製品で新コスモス電機が国内で独占販売する。オープン価格だが、3年間の通信費込みのセットで8万円前後を想定。飲食店などに提案し、初年度1000セットの販売を目指す。

同機器はCO2センサー機器と専用通信モジュールで構成。新コスモス電機の子会社で実績を持つCO2センサーを搭載した。同機器と専用アプリケーション(応用ソフト)を使い、室内のCO2濃度を測定し換気タイミングを知らせ、スマートフォンのWi―Fi(ワイファイ)電波を拾い人数を簡易計測し混雑具合を見える化する。

通信モジュールは100ボルト電源コンセントに差し込めばセンサーと連携する。同社では感染症対策での3密(密閉、密集、密接)回避に有効とみる。

通信モジュール
日刊工業新聞2020年11月10日

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