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「新型コロナとインフルエンザ」同時に検査可能、デンカが検体採取範囲を拡大

デンカは5日、新型コロナウイルス抗原迅速診断キット「クイックナビ―COVID19 Ag=写真」の検体の採取範囲を拡大し、共用も可能になったと発表した。1回の検体採取で同キットと、同社のインフルエンザ抗原迅速診断キットやRSウイルス抗原迅速診断キットを同時検査できるようになった。同キットの検体種を追加する承認を厚生労働省から受けた。

今回の承認で鼻の奥で採取した検体に加え、鼻孔から2センチメートル程度挿入して採取した検体の検査が可能となった。医療従事者の管理の下、受診者による検体採取もできるようになった。医療従事者の感染リスクや受診者の負担軽減につながる。

デンカは抗原検査の普及に向け、新型コロナ抗原迅速診断キットの検査感度向上や判定期間の短縮を目指す。

日刊工業新聞2020年10月6日

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