足踏み式消毒液スタンドで噴出量を調整
【前橋】IPF(群馬県高崎市、市川喜一郎社長、027・346・3311)は、足踏み式の消毒液スタンドを発売した。消毒液を入れたボトルの設置位置を変えて、アルコールや液体せっけんの噴出量を調整できる。大人用と子ども用の2サイズを用意し、価格はいずれも2万6000円(消費税抜き)。オフィスや学校、公共施設などでの利用を想定する。
足踏み式の消毒液スタンド「アルコールディスペンサー」は、自動車部品の加工で培った技術を活用して作製した。スチール製で、4点支持による倒れにくい構造のため安定的に設置できる。消毒液を入れるボトルの大きさに合わせて、置き台の位置を上下と前後方向に調整可能。ボトルのノズルを挟み込むようにして固定するため、先端部のズレを防げる。
大きさは幅300ミリ×奥行き285ミリメートルで、大人用は高さ1075ミリメートル、子ども用は同875ミリメートル。いずれも3・5キログラム程度と軽量で持ち運びが容易。イベント会場などでの需要も見込んでいる。
日刊工業新聞2020年9月18日