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防水・耐風のレスキュードローンが秋田から誕生

防水・耐風のレスキュードローンが秋田から誕生

東光鉄工が開発した多目的ドローン

東光鉄工(秋田県大館市、菅原訪順社長、0186・48・3234)は9日、防水・耐風機能を持つ多目的な飛行ロボット(ドローン)を防災関連向けに今秋にも発売すると発表した。耐風性能は風速18メートルで、気密性のある独自のボディー構造で防水性を確保した。販売目標は初年度5台、2024年度に145台の販売を目指す。

機体にはアタッチメント式で四つのオプションパーツが装着できる。状況を把握する高感度・赤外線カメラのほか、高輝度発光ダイオード(LED)ライト、避難情報を伝えるスピーカー、最大2キログラムまでの荷物を運び投下するユニットを用意した。国内製フライトコントローラーを採用し、最大飛行時間は35分。価格は個別見積もり。

同社は17年から「秋田県ものづくり中核企業成長戦略推進事業」として秋田発国産レスキュードローンの開発に取り組んできた。試作機開発を重ね、量産に向けた製品化にこぎつけた。今後、自然災害による被害の未然防止や被害状況把握など防災関連の支援ツールとして利用を提案する。

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