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「やりたいこと」を形にする。アクシス流、デザインで人の心を動かす

「やりたいこと」を形にする。アクシス流、デザインで人の心を動かす

アクシスは内装デザインを担当した「ニューバランス六本木 イチキュウゼロロク」

アクシスは「デザインのある生活と社会の実現」を目指し、企業や組織に向けたデザインソリューションの提案にも取り組んでいる。

質の高い商品・サービスを実現することが目的でブランディング、グラフィック、プロダクト、スペース、インタラクションなど幅広い領域をカバーしている。同時に市場調査からコンセプトの策定、デザイン開発、評価測定に至るまで、総合的に対応できる体制を構築している。プロジェクトは長いもので約10年に上るものもある。

ソリューションの提案活動を進める過程では、「やりたいことははっきりしているが、どのようにすれば実現できるのか分からない」といった相談が寄せられるケースも少なくない。

こうした顧客の希望や状況を踏まえたきめ細かな対応が行えるように力を入れていることが狭義のデザイナーだけではなく、調査研究・企画、プロデューサーなどの専門人材をそろえている点だ。調査・分析からコンセプトワーク、デザイン、プロモーションなど、さまざまなフェーズに対応できるようにしている。

これによってプロジェクトの性質やニーズに応じたフレキシブルな取り組みが可能になる。必要に応じ、約40年のデザイン提案活動で培われた人的ネットワークを活用し、多彩な知見や経験を持つ外部スタッフとチームを組んでいる。

顧客の「本当に実現したいこと」を遂行するために重視しているのが、「何をすべきか」「どうやったらより良いかたちにできるか」ということを深く考えることだ。

顧客には複数のやりたいことがあり、そのレベル感は異なる。小さなやりたいことが大きなやりたいことにそぐわない場合は、あえてアクシス側から「それはこうしたほうがいいと思います」と提案することもある。

デザインを取り巻く環境は目まぐるしく変化している。しかし、人の心を動かすという本質の部分は今も昔も変わらないとアクシスは信じている。その思いに忠実にかたちを創り上げていくことが大切だ。こうしたスタンスを保ちながら顧客と歩み、「やりたいこと」を形にしていくのがアクシス流の仕事だと自負している。

(文=秋山浩一郎・デロイトトーマツベンチャーサポート第1ユニット)

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