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みずほ銀の店舗改革は“個人特化”。5倍増の100拠点に

みずほ銀行は、2021年度までに個人顧客に特化した店舗を国内100拠点に拡大する。現在のほぼ5倍の規模で、おおむね4拠点に一つ以上が個人専門店になる。生涯を通じた資産形成を提案する場とし、信託商品の販売などに力を入れる。法人営業は顧客訪問を主とし、地域の主要店舗に集約していく。

みずほフィナンシャルグループ(FG)の坂井辰史社長は「コンサル力を強化し、さまざまな専門性のある店舗にしたい」と概要を明らかにした。新型コロナウイルス感染拡大を受け、スペースを広く設けるなど来店客が密にならない設計も検討する。

みずほ銀は国内拠点の構造改革を進めている。みずほFGは証券、信託銀行を含め17年度比130拠点減の370拠点にする計画がある。

また、重点施策にデジタルを掲げており、個人顧客に関連する取り組みではLINEと共同出資し、20年度中に「LINE Bank」を開業する予定だ。店舗改革を巡っては、三井住友銀行三菱UFJ銀行がデジタル機器を多用した次世代型店舗を開業している。

日刊工業新聞2020年6月11日

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