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白物家電の出荷額、高水準は維持しつつも5年ぶり減少のワケ

日本電機工業会(JEMA)が20日発表した2019年度の白物家電の国内出荷額は、前年度比0・5%減の2兆4567億円で5年ぶりに減少した。高水準は維持しており、1997年度以降で最高額だった18年度に次ぐ金額。梅雨明け後の猛暑や消費増税前の駆け込み需要が寄与した。

製品別の出荷台数は、エアコンが同2・5%減の957万3000台。5年ぶりに前年度を下回ったが、過去最高を記録した18年度に次ぐ数量だった。

冷蔵庫は同2・1%減の387万台で5年ぶりに減少した。大容量機種へのシフトは鈍化。洗濯機は同0・2%減の463万8000台で4年ぶりに前年度を下回った。全自動洗濯機では、まとめ洗いや大物洗いの需要が高く、大容量機種へのシフトが続いている。

3月の国内出荷額は、前年同月比10・4%減の2189億円と6カ月連続で減少した。暖冬の影響が一部残っているとみられる。JEMAによると、新型コロナウイルス感染症の影響は不明としている。

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