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6カ月連続マイナスのトラック販売、それでも「コロナの影響はまだ出ていない」

6カ月連続マイナスのトラック販売、それでも「コロナの影響はまだ出ていない」

19年度全体ではプラス成長だったトラック販売(いすゞの大型トラック=同社公式サイトより)

トラック業界関係者がまとめた2019年3月の普通トラック(4トン以上の大型と中型トラック)の販売台数は、は前年同月比6・6%減の1万1798台だった。6カ月連続で前年同月を下回った。19年の排出ガス規制や消費増税による反動減が引き続き影響している。大型は同3・3%減の7517台で前年同月を下回り、中型は同11・9%減の4281台となるなど足元の需要は鈍化している。

業界では需要が鈍化する中で、追い打ちをかけるような新型コロナの影響が警戒される。業界関係者は「一般的に商用車の登録におけるリードタイムは3カ月程度。そのため、新型コロナの影響はまだ出ていないが今後出てくるだろう。基本的にはネガティブに効いてくるだろう」と分析する。

19年度通しての販売台数は前年度比0・4%増の9万1858台となった。2年連続で前年度実績を上回り、4年連続で9万台の大台を維持した。日野自動車以外の3社が前年同期を上回った。

中型トラックは減少した一方、ドライバー不足などの課題解決につながる機能や、高い積載効率を発揮できる大型トラックが堅調に推移した。関係者によれば、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響は「」という。

車種別では、大型トラックが同3・2%増の5万9237台となった。各社が前年度の実績を上回り、特に三菱ふそうトラック・バスが同5・9%増と伸長した。一方、中型は同4・2%減の3万2621台だった。いすゞ以外の3社が前年度実績を下回った。UDトラックスは同10・4%減と2ケタ減となった。

大型と中型トラックを合わせたメーカー別のシェアについては、日野自が同1・4ポイント減の39・1%。いすゞが同0・7ポイント増の32・5%、三菱が同0・6ポイント増の17・5%、UDが同0・1ポイント増の10・9%となった。

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