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イスラエルからの見学が多い?マツダミュージアムの魅力

マツダ マツダミュージアム(広島県府中町)

マツダの宇品第1工場(広島市南区)横に1994年5月、オープンしたマツダミュージアム。同年10月にアジア競技大会が広島市で開かれたのを機に、内外からの観光客への情報発信を強化する狙いでつくられた。2005年のリニューアルをはさみ、年に1、2度は展示物を入れ替え、25年にわたり運営を続けてきた。今もコンスタントに年間7万数千人の来場者があるという。

マツダの工場敷地内にあるため入場は完全予約制で、団体客を除いた一般客は午前と午後に1回ずつ、各45人を受け入れる。午前は英語、午後は日本語での案内と海外からの来場者を重視しており、運営スタッフも7人のうち3人は英語での案内を担当する。

インバウンド需要の盛り上がりもあってか広島の街そのものに欧米からの観光客が増えている。マツダミュージアムの英語の部には「なぜか、イスラエルからのお客さまが多いんです」と助光浩幸館長。広島での海外向け観光コースに組み入れている旅行会社もあるといい、完全に定着したようだ。

館内は、三輪トラックに始まり、これまでのマツダの名車19台が顔をそろえる「歴史展示」、9機種のロータリーエンジン(RE)を並べて仕組みや技術的な特徴を解説した「RE展示」などで構成。見学コースは最後に宇品第1工場の組み立てラインの横に出るように作られており、実際の自動車の組み立て作業を目の当たりにできる。

「本当の自動車工場を見られることが最大の特徴では。来場者を案内すると、組み立てラインの見学からは時間がたっても離れようとしない方が多い」と助光館長は話す。

年に1度、小学4年生から中学3年生までの親子連れを対象に、完成車を自動車専用船に積み込む「船積み作業」をセットにした見学会を開催する。社会見学の後などで、子供たちから手書きの礼状や感想文が寄せられるのが、スタッフの励みになっているとか。

【メモ】▽見学時間=英語ツアーが10―11時半、日本語ツアーが13時半―15時(土日ほかマツダの休業日は休館)▽入場料=無料、完全予約制▽最寄り駅=JR山陽本線向洋駅▽住所=広島県府中町新地3の1(見学時の集合場所である本社棟の所在地)▽電話番号=082・252・5050

日刊工業新聞2019年12月13日

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