5Gで登山遭難者救助、KDDIなどがドローン支援で実験成功
信州大学とKDDIなどは、第5世代通信(5G)を活用し遭難した登山者の救助を飛行ロボット(ドローン)が支援するシステムの実証実験に成功した。
遭難者が持つ通信端末の全地球測位システム(GPS)で遭難した可能性の高い場所を検出。そこに5Gタブレット端末や4Kカメラなどを搭載したドローンが飛行。現場で撮影した4Kカメラの映像を5Gで伝送し、現場の状況把握と救助の要否確認に役立てる。実用化の時期は未定としている。
実証は10月に駒ケ岳ロープウェイ千畳敷駅(長野県駒ケ根市)周辺で実施した。信州大が開発した通信端末のGPSで遭難場所を想定するシステムを活用。
想定位置に5Gタブレット端末と4Kカメラ、拡声器を搭載したプロドローン(名古屋市天白区)製のドローンが自律飛行で向かった。
ドローンに載せた4Kカメラが遭難者を撮影し、5Gを通じ山岳救助本部の4Kモニターにリアルタイムに伝送。本部から拡声器で遭難者に呼びかけ、状況を確認した。さらに、ドローンで撮影した4K映像は5Gタブレットを所持した現場の救助隊員にも伝送した。
現場状況の把握や遭難者の身体状況を山岳救助本部が判断し、救助の要否確認を実施した。
遭難者が持つ通信端末の全地球測位システム(GPS)で遭難した可能性の高い場所を検出。そこに5Gタブレット端末や4Kカメラなどを搭載したドローンが飛行。現場で撮影した4Kカメラの映像を5Gで伝送し、現場の状況把握と救助の要否確認に役立てる。実用化の時期は未定としている。
実証は10月に駒ケ岳ロープウェイ千畳敷駅(長野県駒ケ根市)周辺で実施した。信州大が開発した通信端末のGPSで遭難場所を想定するシステムを活用。
想定位置に5Gタブレット端末と4Kカメラ、拡声器を搭載したプロドローン(名古屋市天白区)製のドローンが自律飛行で向かった。
ドローンに載せた4Kカメラが遭難者を撮影し、5Gを通じ山岳救助本部の4Kモニターにリアルタイムに伝送。本部から拡声器で遭難者に呼びかけ、状況を確認した。さらに、ドローンで撮影した4K映像は5Gタブレットを所持した現場の救助隊員にも伝送した。
現場状況の把握や遭難者の身体状況を山岳救助本部が判断し、救助の要否確認を実施した。
日刊工業新聞2019/年10月18日