調理に警備、運搬も…ロボットたちが夏イベント盛り上げ中
東京・竹芝の「竹芝夏ふぇす」で実証
東京都は21日、東京都港区の竹芝客船ターミナルで調理や警備などを担うロボットの実証実験を始めた。東急不動産や鹿島が竹芝地区のエリアマネジメントとして実施するイベント「第5回竹芝夏ふぇす」において公募で選定したロボの導入効果を検証する。労働力の確保といった東京都の課題についてロボにより解決する姿を国内外にアピールする狙いもある。実証は23日まで。
人に追従する運搬ロボットや、たこ焼きの調理やビールサーブを担うロボット、通行人に声をかけるロボット、警備ロボットなどが参加した。
東急不動産や鹿島は竹芝地区で先端技術を取り入れたスマートシティの開発を進めている。その一環として地域住民や近隣の就業者向けに音楽ライブや飲食空間の提供などを行う竹芝夏ふぇすをロボ実証の場として提供した。東急不動産都市事業本部ビル運営事業部事業企画グループの田中敦典グループリーダーは「3―5年後に町に実装されるロボットが集まった。(竹芝夏ふぇすが)人間とロボットの共生の可能性を示す場になれば」と期待した。
東京都はロボットが人間と共存しつつ多様なサービスを提供する実証事業を推進している。実証実験は7月に港区の品川駅で実施したほか、今後千代田区のオフィスなどでも予定している。その中で今回の竹芝ふぇすにおける実証の意義について、東京都戦略政策情報推進本部戦略事業部の前林一則先端事業推進担当課長は「夜間の屋外イベントという環境におけるロボット導入時の課題などが検証できる」と説明した。
人に追従する運搬ロボットや、たこ焼きの調理やビールサーブを担うロボット、通行人に声をかけるロボット、警備ロボットなどが参加した。
東急不動産や鹿島は竹芝地区で先端技術を取り入れたスマートシティの開発を進めている。その一環として地域住民や近隣の就業者向けに音楽ライブや飲食空間の提供などを行う竹芝夏ふぇすをロボ実証の場として提供した。東急不動産都市事業本部ビル運営事業部事業企画グループの田中敦典グループリーダーは「3―5年後に町に実装されるロボットが集まった。(竹芝夏ふぇすが)人間とロボットの共生の可能性を示す場になれば」と期待した。
東京都はロボットが人間と共存しつつ多様なサービスを提供する実証事業を推進している。実証実験は7月に港区の品川駅で実施したほか、今後千代田区のオフィスなどでも予定している。その中で今回の竹芝ふぇすにおける実証の意義について、東京都戦略政策情報推進本部戦略事業部の前林一則先端事業推進担当課長は「夜間の屋外イベントという環境におけるロボット導入時の課題などが検証できる」と説明した。
日刊工業新聞2019年8月22日記事に加筆