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ファスナー販売100億本突破のYKK、次の目標は?

大谷裕明社長「あくまで通過点に過ぎない」
 YKKグループは5日、2019年度に売上高で前期予想比4・5%増の8083億円、営業利益で同3・1%増の615億円を目指す事業計画を発表した。ファスニング事業とAP事業の双方で増収増益を目指す。18年度も増収増益を達成する見込みだ。

 ファスニング事業では、ファスナーの販売本数を同9・5%増の111億5000万本に増やす。18年度に100億本を突破し、101億8000万本の販売を見込むが、大谷裕明社長(写真中央)は「あくまで通過点に過ぎない。コスト削減や設備の追求を図り、より良いものをより安く提案していきたい」と述べた。

 17年度から縫製合理化に向けてJUKIと共同開発を始めており、19年度には黒部に縫製合理化研究開発室を設置。合理化を実現するファスニング商品や装置の開発を進める。また海外ではトルコやバングラデシュなどでも開発を強化する。AP事業は、樹脂窓に加え、エクステリア事業、リノベーション市場での普及拡大を目指す。
日刊工業新聞2019年3月6日

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