太陽光パネルの点検サービス、競合多数も差別化できるNECのAI技術

国内約10ヶ所で実証実験を開始した

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ドローンとAIで太陽光パネルを点検する(イメージ)
 NECネッツエスアイ(NESIC)は4月にも、飛行ロボット(ドローン)による太陽光パネル点検サービス事業に参入する。国内の約10カ所で、事業化に備えた実証試験を開始した。同サービスはベンチャー企業が複数手がける。NESICはNECグループが持つ人工知能(AI)や画像認識・分析技術で差別化する。点検の人手不足や、発電効率を最大化したい事業者の需要に応える。

 点検サービスは太陽光パネル上空にドローンを飛ばす際の飛行申請や飛行回路設計、空撮作業、AIによる異常箇所検知と特定、リポート作成などをパッケージ化する。セルのガラス割れや汚れのほか、断線などによる異常をAIで解析する。

 太陽光パネルは国産、海外製品どちらも対応が可能。メーカーにより画面特性などに細かい違いがあるため、AIにメーカー別の情報を記憶させる。AIで検知した異常箇所を図面で示した報告リポートを自動で生成、作業完了から迅速にクラウドサービス上に報告書と空撮画像をアップする。

 NECのグループ会社は空港や駅などで大多数の人混みから特定個人を見分ける顔認証システムを持つ。太陽光パネルは多くの場合、山林などにあり、付近の鉄塔にドローンが影響を受けることもあるという。こうした課題もグループが持つ技術を生かし対応していく。

日刊工業新聞2019年2月13日

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